今日はついにスフィーダから依頼を聞けたよ。

スフィーダの話をまとめるとこうだね。
スフィーダにはエルフのロレーナという弟子がいる。
リコール程度までの魔力しかないみたいだけど。
それが突然姿を消してしまった。
青の魔術書とともに。
青の魔術書というのはスフィーダが師匠からもらったもので、
あの黒いデーモンさえも操れるという言い伝えを持っている……。
ロレーナが消える直前、ロレーナにそのことを教えてしまったということだね。
……これは恐らくそういうことなんだろう。
あとそういえば、ロレーナには何か複雑な事情があるといっていたけど、
内容は聞いていない。
というか聞ける雰囲気ではなかったね。
ま、どうやら侍の恰好をした人物から、
何かしらのルーンを買ったとの目撃情報まではあるみたいだよ。
黒デーモンの生息地なんてたくさんあるけど、侍といえば徳乃諸島。
そして徳乃諸島には黒デーモンはファンダンサー道場にしかいない。
まずはスフィーダとともにそこに向かうことにしたよ。

しかしそこにいたのはロレーナではなくフレイ。
まさかの展開に少し残念な気分になった一向だったけど、
フレイはロレーナの目撃情報を持っていた。
無駄足にはならなくてよかったよ。
やっぱりシーフは情報屋さんだ。
フレイにはあとでお礼しとかなくっちゃね。
さてフレイは、
この場所で黒デーモンから逃げ回っているエルフの女の子を見かけていて、
そのこが落としていった本を持っていた。



だいたい想像通り。
でもやっぱり別の黒デーモンを探しに行かないといけない感じだけど、
残念ながら生息地の手がかりが何もない。
そして気になるのは"復讐"の二文字……。
復讐についてスフィーダに聞いてみたけど、
なにも答えてくれなかったね。
複雑な事情ってのが絡んできそうなのは明白な感じだけど。
切羽詰まったら教えてくれるかもね。